私の息子(年長)は、半年前からリタリコ(LITALICO)ワンダーオンラインのロボットクリエイトコースを受講しています。
この記事を読んでいる方は「リタリコワンダーオンラインに興味はあるけど、料金が高くて入会に踏み切れない…」とお悩みかと思います。
半年前の私も全く同じ悩みを持っていました。
特にうちの子は発達障害グレーゾーン。落ち着きがないので「60分間座って授業を受ける」という無謀な挑戦に大金をつぎこむなんて、相当なギャンブルでした。
結論から言うと、リタリコワンダーオンラインは高い授業料を払うだけの価値がありました!
この記事では、現役受講生ママの私が
- 料金が高い理由
- 不安要素の徹底解説
など、受講中だからこそわかる教室の実態を包み隠さずご紹介します。
また最後に「料金を安く抑えるちょとした裏技」も紹介しています!
この記事を読めば、あなたがリタリコワンダーオンラインに抱いている料金の不安は全て解消されるはず。ぜひ最後までお読みください。
リタリコワンダーオンラインの基本情報
運営会社 | 株式会社LITALICO(りたりこ) |
内容 | ●プログラミング ●ロボット製作 |
コース (対象年齢) | ●ゲーム&アプリ プログラミングコース(年長〜高校生) ●ゲーム&アプリ エキスパートコース(小3〜高校生) ●ロボットクリエイトコース(年長〜小3) ●ロボットテクニカルコース(小3〜高校生) |
レッスン形態 | ペアレッスン(先生1:生徒2) ※初月のみマンツーマン |
授業回数 | 月4回〜8回 |
授業時間 | 60分(授業後 振り返り5〜10分) |
運営会社の株式会社LlTALICOは、主に障害者の教育や就労などの支援をする会社なので、一人ひとりの個性を伸ばす専門家です。
リタリコワンダーオンラインは、その個性を伸ばすため豊富なノウハウを活かした完全オーダーメイドの個別指導を特徴としています。
リタリコワンダーオンラインはどのくらい高いの?他教室と料金を比較
リタリコワンダーオンラインは確かに高いけど、一体どのくらい差があるのか、他の子供向けオンラインプログラミング教室と比較してみました。
※最低料金(税込)で比較しています。
教室名 | 入会金 | 1か月の料金(諸費用含む) | 60分当たりの料金 | 学習形式 | 備考 |
LITALICOワンダーオンライン | 16,500円 ※ロボットコースは別途ロボット購入費35,750円 | 22,000円(月4回60分) | 5,500円 | ペアレッスン(初月はマンツーマン) | 10,000円追加でマンツーマン授業継続可 |
Tech Kids Online Coaching | なし | 13,200円(自宅学習)※月3回60分の面談あり | 4,400円 (面談時間で算出) | 自宅学習 ※面談時はマンツーマン | |
D-SCHOOLオンライン(個別指導コース) | 10,000円 | 14,800円(月2回60分) | 7,400円 | マンツーマン | 月3,980円の自宅学習コースあり |
リモロボ(ヒューマンアカデミー) | 10,000円 ※別途ロボット購入費31,350円 | 5,500円 (月4回45分まで相談可) | 1,833円 (オンライン相談時間で算出) | 自宅学習 ※オンライン相談は講師1人に対して生徒最大5名 | |
スタープログラミングスクールオンライン | 6,600円 | 14,300円 (月3~4回90分) | 2,860円 | 1クラス4名 |
1か月当たりの金額だけを見ると、やっぱりリタリコワンダーオンラインが一番高いです。でも60分あたりに換算すると順位は違ってきます。
また講師一人に対する生徒数や学習形態など、教室によって条件が大きく異なるので、料金だけで一概に比較はできません。
安いという理由だけで教室を選ぶと「思ってたのと違う」と後悔する可能性も…
教室を選ぶ前に「こんなことを学ばせたい」「これができるようになってほしい」など受講の目的をよく考えておくと選びやすくなりますよ。
うちの子の場合、「就学前に1時間座って授業を受ける練習がしたい」「落ち着きのない子にも対応してくれる教室に通いたい」という目的を軸に選びました。
高いからこそスゴイ!リタリコワンダーオンラインの特徴4つ
何でこんなに高いのか、わからないと高い料金は払えないですよね。
ここでは料金が高いのも納得できるリタリコワンダーオンラインの特徴を4つご紹介します。
1.神対応!講師の質が高い
リタリコワンダーオンラインは講師の質が高いことで評判ですよね。
なぜ講師の質が高いと言われるのか。理由は3つあると思います。
- 自己肯定感を爆上げ
- 本人の意思を最優先
- 友達感覚
①自己肯定感を爆上げ
講師とのやりとりを通して、子どもの自己肯定感はどんどん上がっていきます。
なぜなら講師は子どものことを絶対に否定しないからです。とにかく褒める!
手順を間違えていても、手が止まっていても、授業に集中していなくても、何かしらできていることを見つけて褒めてくれます。指摘するときも必ず褒めてから。
こんなに褒められたら自己肯定感は爆上がりしますよね。そしてどんどんやる気と新しいアイデアが生まれてきます。
可能性のタネを見つけて褒めて伸ばす。リタリコが障害者支援で培った、個性を伸ばすノウハウがよく活かされてる部分だと思います。
②本人の意思を最優先
講師はその子がどうしたいかを一番大切にしてくれます。
例えばロボットコースの場合、最初はテキストに沿って進めていきます。ですが途中で子どもから「こんなふうにしたい!」とアイディアが出れば瞬時に指導内容を変更して、そのアイディアが実現できるようフォロー。
しかも、もともと習得を予定していたロボットの機構はちゃんと残した上で授業をカスタマイズしてくれるので、技術力もしっかり身に付きます。
一方、何が作りたいのか自分で思いつかない子に対しては、作品例を見せたり選択肢を与えたり、自分で考えるフォローもしてくれるので心配ありません。
また作り方を間違えている場合も、まず本人の思うとおりに作らせてみて、本人が行き詰った時にはじめて「何が原因だったのか」を一緒に考えてくれます。
答えを与えずに方法を一緒に考えることで、その子だけの答えを引き出していくというスタイルが徹底されています。
③友達感覚
子どもにとって講師は先生ではなく、年上のお兄さん・お姉さんのような存在です。
講師は大学生のアルバイトが多く、子どもとはニックネームで呼びあい、とってもフレンドリー。
親世代には想像もつかないような奇抜なニックネームの講師もいるので、親が何て呼べばいいのか戸惑います(笑)
当然子供もタメ口で、授業というより一緒にゲームやロボットを作って遊んでいる感覚だと思います。だからこそリラックスして自由な発想が生まれるんですね。
ただ親としては「高い授業料を払っているのに大学生のアルバイトで大丈夫なの…?」と心配になりますよね。
実際のところ、半年間受講してみて講師の質が気になったことは一度もありません。
なぜなら講師になると50時間を超える研修プログラムを受けることになり、教育と技術両方のスキルがしっかりと身についているからだと思います。
講師は情報工学・教育学など様々な分野を専攻している学生が担当していて、中には東京大学・慶応大学などの高学歴の学生もいるようです。
講師があわない場合にはすぐ担当を変えてくれるので安心です。きっとお子さんが興味のある分野に詳しい講師が見つかりますよ。
2.フォロー体制がスゴイ
リタリコワンダーオンラインは細かいフォロー体制がとられているので、子どもや保護者の要望はすぐ授業に反映してもらえます。
フォローの機会としては主に
- 毎回授業直後の振り返り(必須)
- 授業後ご意見フォーム(任意・メール)
の2つがあります。
授業後の振り返りは、保護者と子ども両方に行われます。
子どもには授業のまとめ、難しかったところ、次の授業でやりたいことの聞き取りなどを行います。
保護者には授業の気になった点、講師に対する要望、伸ばしたいところ、今後の方針などを毎回聞き取って、次の授業から反映してくれます。
うちの場合、「人見知りが激しいので同じ講師にしてほしい」「集中できない時はこんな声かけをしてほしい」などお伝えし、すぐ授業に取り入れてもらえました。
直接講師に言いづらいことなどは、授業後のご意見フォームで事務局に伝えることができます。
疑問や不安をすぐに解決できるのはありがたいですね。
3.一人ひとりに合わせたオーダーメイド授業
リタリコワンダーオンラインには共通の学習カリキュラムはありません。
そのかわり「クリエイターコンパス」というオーダーメイドのカリキュラムを子どもの興味や能力にあわせて作成します。
もちろん保護者の意見も取り入れながら見直していくので安心ですね。
また実際の授業も状況に応じて変化していきます。
同じテキストを使っていても、その子独自のアレンジが加わるので完成品は全く別物に。
指導内容もその子の興味やレベルにあったものになるので、一人ひとりに最適な授業が展開されます。
これは講義形式や教材に沿った授業にはない、リタリコワンダーオンラインの強みですね。
4.誰でも参加できる発表の場がある
リタリコワンダーオンラインでは自分の作品を発表できる場が定期的に設けられています。
最大のイベント「ワンダーメイクフェス」では、プレゼンテーション、ブース、ポスターなどさまざまな形式で自慢の作品を紹介します。
(ここ数年は新型コロナウイルス感染症予防のため、オンライン開催となっています。)
令和4年からは「ワンダーTV」という動画投稿の枠が新設されました。
作品の動画を投稿するだけでOK。当日の解説もスタッフの方がしてくれるのでハードルはかなり低めで参加しやすいですよね。
受講半年・年長・発達障害グレーゾーンのうちの子でも参加できました!本当に誰にでもチャンスがあります!
ワンダーメイクフェス以外にも、自分の作品を投稿できるワンダーコレクションというサイトでコンテストも頻繁に開催されています。
このようなアウトプットの機会は子どもの競争心やヤル気アップ、次の興味・関心にもつながるので、積極的に活用していきたいですね。
【絶対に損したくないあなたへ】不安要素を徹底解説
ここまで読んでいただいてリタリコワンダーオンラインが高い理由はご理解いただけたと思います。
でも「やっぱり入会に踏み切るのは心配」「損してしまうのが怖い」という方が抱える不安について、ひとつずつ解説します。
1.オンライン授業って難しいんじゃないの?
子どもはすぐ適応するので、基本的に問題ありません。
講師はZoomの画面共有やホワイトボード機能を駆使してわかりやすく説明してくれるので、指示はちゃんと伝わります。また困った時は、講師が子どものパソコンをリモートコントロールすることができるので安心ですね。
ロボットコースの場合も、ちゃんとカメラにロボットを映すよう講師が誘導するので特に問題ありません。
親は基本的に最初の設定と短時間のフォローだけでOK。あとはちゃんと一人で授業に参加できるようになります。
ただ小さい子の場合、レベルの高い作品に挑戦している時は少しだけフォローしてあげた方が良い場面も出てくるかもしれません。基本は先生におまかせで大丈夫ですが、たまに様子を確認してあげるとスムーズです。
2.年長の子でも授業についていける?
年長の子でも大丈夫です。難易度、集中力の面から解説します。
【難易度】
前の章でも説明しましたが、授業は一人ひとりの興味やレベルにあわせて展開されるので、「授業についていく」ということがそもそもありません。
また使用するプログラミングツールは矢印や記号など見た目で意味がわかるような設計になっているので年長の子でも理解できます。
ロボットコース用のテキストも初心者用は工程が細かく分かれていて、工程ごとに必要な部品と完成図が記載されているので、年長でも一人でテキストを見ながら作ることができます。
テキストやプログラミングの中で、ひらがなや1~10程度の数字程度は出てくるので、それだけ理解できていれば大丈夫。もしまだ理解が不十分でも、講師の手厚いフォローがあるのでなんとかなりますよ。
【集中力】
リタリコワンダーオンラインの授業は60分。年長の子がずっと集中できるか心配ですよね…でも実際のところ60分はあっという間です。
なぜならこんな条件がそろっているからです。
- 自分で作りたいもの選んでいる
- 遊び感覚
- 自宅だからリラックス
- ジュースやお菓子もOK
生徒の興味にあわせて授業を展開していくので、基本的に飽きることがありません。
授業として身構えることなく、慣れた場所で自分の好きなことだけを遊び感覚でできる。
子どもにとっては最高の環境ですよね。
授業が終わっても自分で作業を続けるようになるくらい、60分なんてあっという間です。
3.講師の当たりはずれがあるんじゃない?
この半年間で5人の方に担当していただきましたが、講師の授業内容に不満を持ったことは一度もあません。
それもそのはず、講師は毎回フィードバックで保護者からのガチな評価を受けるので、いい加減な講師は生き残れないですよね。
ただ講師の質は高いのですが、タイプは講師ごとに大きく異なります。コミュニケーション能力がとても高い方、ロボットオタクの方、などなど本当に色んな方がいます。なのでタイプが合わない講師に当たることもあるかと思います。
でも大丈夫です。
入会時にどんな講師が良いかヒヤリングがありますが、入会後もご意見フォーム(メール)等でいつでも講師の変更依頼ができますのでご安心ください。
4.高い教材買ってすぐ飽きちゃったら大損だわ…
ロボットクリエイトコースの場合、ロボット購入費は35,750円。初期投資としては大きいですよね…
どうしてもリタリコワンダーオンラインが合わなかった時は、フリマサイトで売っちゃえばいいと思います。開封済みでも意外と購入価格に近い金額で取引されていますよ。心配な方は、一度フリマサイトを覗いてみては?
またリタリコワンダーオンラインで使用するロボット「レゴスパイク(ベーシック・プライム)」は、他のロボット教室でも教材として使用しているところがあります。
リタリコワンダーオンラインを辞めたとしてもロボット教室自体は続けたいという方は、そのまま使える可能性もあります。(※教室によって教材は異なるので確認が必要です)
もしモーターやセンサーの基本的な使い方を習得していれば、ハイレベルなレゴブロックとして自宅での遊び・学びにも使えますので、全く無駄になることはないと思います。
5.教材以外にも色々揃えなきゃいけないものがあるんでしょ?
カメラ機能付きのパソコンもしくはタブレットとネット環境があれば大丈夫です。
確かに授業案内ではヘッドセット(マイクが搭載されたヘッドホンやイヤホン)があった方が良いと言われることもあります。
でも年長や低学年の場合、最初は親のサポートが必要な時があるので、親も講師の話が聞けるようにヘッドセットは使用しない方がスムーズです。
必要になった時に買えばOK!
受講半年の我が家もまだ購入していません。
6.ホントに高いだけの成果が見られるの?
何を求めるかによって成果の感じ方は違うと思いますが、一人ひとりが立てた目標は着実に達成されていると感じています。
例えば、公式ホームページでは世界的なコンテストで入賞するようなすごい事例が紹介されていますよね。
「ロボット世界大会で、世界7位になった小学生コンビ!」(LITALICOワンダー公式ホームページ)
技術的に上を目指したい子どもには、世界レベルまで成長できるカリキュラムを組むことができます。
一方、落ち着きがないうちの子の場合「60分間楽しんで授業を受ける」という小さな(本人にとっては大きな)目標を立てて取り組んだ結果、半年間でここまでの変化がありました。
- 60分座って授業を受けられる
- テキストを見ながらロボットを一人で作れる
- 自分で考えてロボットをカスタマイズできる
- 簡単なプログラミングが一人で組める
- 自分からコンテストへの参加を申し出る
「何だ、このレベルか」と思われるかもしれませんが、受講前は10分も座っていられなかった我が子にとっては奇跡的な成長。高い受講料分の成果は十分みられていると感じています。
SNSでの成果報告もご紹介します。
みなさん色んな形の成長を実感されているようです。
参考までに公式ホームページでの事例紹介・作品例リページのリンクも貼っておきますね。
ものづくりライブラリー(LITALICOワンダー公式ホームページ)
7.「発達障害の子もOK」っていうけど、ホントに大丈夫?
大丈夫です。むしろ発達障害の子にこそおすすめだと思います。
理由は2つあります。
- 療育と似ているから
- オンライン環境に早く慣れた方が良いから
①療育と似ているから
ここまで紹介してきたリタリコワンダーオンラインの特徴
- 自己肯定感を高める
- 一人ひとりの個性を伸ばす
などは、療育との共通点がとても多いですよね。
他の習い事は難しい子でも、抵抗なく参加できる環境だと思います。
②オンライン環境に早く慣れた方が良いから
この先不登校になったり進学先に悩んだりした際に、「リモート授業」や「オンラインスクール」という選択肢もきっと出てきますよね。
その際にオンラインでの授業に早く慣れていた方が、抵抗なく本人の適性にあった授業形態や進学先を選ぶことができるかと思います。
療育の先生からも「早めにオンライン環境に慣れておいた方がいいよ」とアドバイスをいただきました。
リタリコワンダーオンラインの料金を抑える裏技を紹介
非公式ではありますが、実はひと月あたりの料金を抑える裏技があります!
それは「月2回授業への変更」です。費用は月4回コースの半額(月11,000円~)になります。1回当たりの料金は変わりませんが、1ヶ月の支出が抑えられるのはやっぱりありがたいですよね。
中には「授業頻度が減ると成長速度も遅くなるのでは」と心配な方もいらっしゃいますよね。でも大丈夫です。
授業に慣れてくると、自然と自分で考える時間が増えてきます。
そこをうまく活用して、休みの週に自分で作業を進め、授業で質問やアドバイスをもらうというサイクルにすることで、効率的かつ低料金で成長することができます。
ただし注意点が2つあります。
①必ず一人で作業できるようになってから変更すること
基礎が定着する前に授業回数を減らすと、かえって非効率になって成長に時間がかかります。
※初月から週2回への変更は認められていません。
②休みの週にも必ず作業すること
単純に隔週になってしまうと成長速度が低下します。
休みの週はあくまでも自習の時間として、自分で決めて作業できる意志がある方、またはそういう環境を作れる方だけにおすすめできる方法です。
この他にも「体験後一週間以内の申し込みで無料」「友達の紹介だと図書カードプレゼント」などのキャンペーンを開催している場合があります。
ぜひ公式ホームページなどでチェックしてみてください。
やってみないとわからない!まずは無料体験へ
長々と説明しましたが、リタリコワンダーオンラインが本当にあなたのお子さんにあう教室がどうかは、実際にやってみないとわかりません。
まずは無料体験でお子さんの反応を確認してみてください。きっとお子さんの新たな一面がみられると思いますよ!
最後までお読みいただきありがとうございました!